自性院説
東京都新宿区の自性院が発祥の地とする説があります。
自性院
・新宿区西落合1-11-23
・弘法大師空海が日光山に参詣の途中で観音を供養したのが自性院の草創といわれています。
自性院山門
本堂
入口に大きな招き猫の像があります。
地蔵堂には秘仏の猫地蔵が祀られており、秘仏のため普段は拝観できません。
ガラス戸越しに中をのぞいたものです。猫地蔵はみえませんでした。
2月3日の節分会に開帳されます。当日はこんな風に拝観できるようです。
招き猫の由来
お話はふたつあり、ひとつは、室町時代、江古田・沼袋原の戦いで、劣勢に立たされ道に迷った太田道灌の前に黒猫が現れて手招きをし、自性院に案内し危機を救った。
これをきっかけに盛り返すことに成功した太田道灌は、猫の死後に地蔵像を造り奉納したのが起こりという話。猫地蔵を経由して招き猫が成立したというもの。
もうひとつは、江戸時代中期に、豪商が子供を亡くし、その冥福を祈るために猫地蔵を自性院に奉納したことが起源であるとするもの。
猫地蔵は二体あるようですね。
また、貞女として名高かった金坂八郎治の妻(覧操院孝室守心大姉)のために、牛込神楽坂のD屋弥平が猫面の地蔵像を石に刻んで奉納しており、猫面地蔵と呼ばれている。
自性院六地蔵
自性院の境内にある身代わり地蔵です。
なぜか寝ていますね
境内にある豊川稲荷
・猫塚がありました。
猫塚の由来
昔の話。猫といえば三味線を連想する年代の人々の話。
芸子さんや、三味線を作る方々の講が(今でいえば同じ仕事を行うグループ単位の集まり)猫の供養にとお寺で廻向することと成って建てられたもののようです。
2/3の画像元tencoo.fc2web.com/jinja/xnk-jishoin.htm