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招き猫の発祥の地

今戸神社説

今戸神社

 

・東京都台東区今戸1-5-22
・今戸神社は浅草駅から徒歩約15分にある縁結びで有名な神社。

 

今戸神社が創建されたのは、1963年平安時代。
祀られているのは、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)を含む4柱。
伊弉諾尊と伊弉冉尊は夫婦であることから、縁を結び生産の基盤を固める神としてあがめられているようです。
應神天皇もご祭神となっており、浅草七福神の1つ(福禄寿)にもなっています。

 

今戸神社
早朝のため、いたるところが閉じていて境内からぐるりと眺める感じ。

 

御神木のまわりに丸い絵馬が
最初に目についたのがこの絵馬!

 

大量の絵馬がかかっている
御神木のまわりに無数の絵馬。

 

今戸焼発祥の地の石碑

 

「沖田総司終焉の地」と記された石碑
今戸神社は「沖田総司 終焉の地」でもある。

 

今戸焼説明
  今戸焼の説明 

 

石なで招き猫
石のなで猫は撫でた後に携帯の待ち受けにして祈ると願いが叶うといわれてようです。
訪れる人が幸せを願ってなでていく姿が目に浮かびます(^^)

 

植え込みの招き猫
植え込みに隠れている猫たちもいっぱい

 

丸い絵馬

 

今戸神社の絵馬は丸い形でペアの招き猫が描かれています。
絵馬は独特の丸い形で「角が立たない」「円満に収まる」ようにと角をとってあるのだとか。
赤い糸で結んであるのは「円結び」と「縁結び」をかけているということです。

 

招き猫の今戸神社説は江戸末期、浅草に住んでいたある老婆と猫の話。

 

貧しさゆえ暮らしが立ちいかなくなった老婆は親戚の家に厄介になることになり、かわいがっていた猫を連れて行くことができず、泣く泣く手放すことになった。
するとその夢枕に猫が出てきて「自分の姿を人形にしたら、必ずや福徳を授かります」と助言をしたそうな。夢の言葉どおり、老婆が今戸焼の焼き物にして片手を挙げた猫の人形をつくり浅草神社(三社様)鳥居横で売ったところ、生計が立つようになり元の家に戻ることができたという。
これが「猫の像を造って祀れば福運がくる」と大評判になり現在の招き猫人形につながったといわれているそうです。
この今戸焼の猫は手招きをした姿で、背面にはへらで「丸〆」の印が彫られています。
丸〆は「お金を丸く〆る」の意味で、商売繁盛、吉運来福を象徴しているそうです。

 

※今戸焼(いまどやき)は、東京の今戸や橋場とその周辺(浅草の東北)で焼かれていた素焼の陶磁器。日用雑器、茶道具、土人形(今戸人形)、火鉢、植木鉢、瓦等を生産。

 

本堂

 

今戸神社に行ったのは早朝だったため、固く扉は閉められていて、
本堂や社務所は覗けませんでした

 

古い伝世品や遺跡からの出土品から江戸時代の今戸焼製招き猫の存在は確認でき、嘉永5年の記述と符合するという。
記録では浅草寺および浅草神社にゆかりのものである。
平成のはじめ頃より今戸神社は平成の招き猫ブームや縁結びパワースポットブームに乗り、自ら「招き猫発祥の地」として看板を掲げたようです。

 

その論拠は旧今戸八幡が今戸焼の産地である浅草今戸]町の産土神であったことによるものであるが古い文献等には招き猫と今戸神社との結びつきを示す記録は見当たらず、発祥に関しては平成の招き猫ブームなどに伴いマスコミに名乗るようになったらしい。

 

現在神社本殿に祀られている大型の招き猫は戦後の常滑産招き猫の形状を参考に造形されたもので、社務所より授与されている招き猫の形状は土焼製磁器製のもの共に江戸明治の今戸焼製の伝世品や遺跡からの出土品とは異なるもの。
時代考証的にも伝統性のない現代の創作品であるらしい。

 

今戸神社は招き猫発祥の地というより製法の1つである今戸焼の発祥の地といえると思います。

 

 

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その他の発祥の地

伏見稲荷説ほか

 

京都市伏見区の伏見稲荷大社が発祥の地とする説がある。
他にも、民間信仰説などいくつもの説があり、いずれが正しいかは判然としない。

 

行ってみたのは近くにある関東のお寺や神社だけですが、こうしてみると全国各地にさまざまな伝承があり、招き猫の発祥はここ!と語っています。感想としてはどれが正しい?というより、どこも発祥の地でしょ!!ということ。

 

どこが最初とかではなく、それぞれの地にそれぞれの思いや物語があり、そこから広まっていったという事には間違いないわけで・・・

 

そんな招き猫発祥の地やいろいろな由来が単なる縁起物の招き猫という枠からいろんな思いをふくらませ楽しませてくれていると感じます。

 

自ら宣伝しているところも、ひっそりあるだけのところも・・訪れ、かかわった人により物語ができ広まっていくっていいですよね(^^

 

   

 

 

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