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招き猫の発祥の地

豪徳寺説

東京都世田谷区の豪徳寺が発祥の地とする説があります。
豪徳寺は世田谷区で紅葉の名勝の一つとしても有名なお寺です。

 

豪徳寺

 

・世田谷区豪徳寺2-24-7
・東急世田谷線 宮の坂駅から徒歩5分、
 または小田急線豪徳寺駅から徒歩12分のところにあります。

 

豪徳寺山門
ここが豪徳寺の山門。

 

井伊直弼石碑
山門の横には『井伊直弼墓』と書かれた石碑があります。

 

豪徳寺境内
山門をくぐり緑豊かな境内をまっすぐ行きます。

 

香炉
正面にはお線香を立てる大きな黒い香炉があります

 

仏殿
香炉の先には仏殿があります。
仏殿は豪徳寺伽藍の中心的な建物。

 

本堂
仏殿の裏には本堂があります。

 

招き猫由来
 
招き猫の由来は、江戸時代の話。

 

当時、小さな貧しい寺弘徳庵(後の豪徳寺)の和尚は、自分の食事を削ってでも餌を与えるほど猫をかわいがっていたそうな。
そして、常々猫に向かい
「お前も恩を知っているのなら何かよいことを招いておくれ」
といいきかせていたという。

 

彦根藩第二代藩主・井伊直孝が鷹狩りの帰りにこの寺の前を通りかかり、そのときこの寺の和尚の飼い猫が門前で手招きするような仕草をしていたため寺に立ち寄り休憩したそうな。

 

すると突然雷雨が降りはじめ、雨宿りをしながら寺の和尚と話をしているうちに、直孝は和尚と親しくなり、後日荒れていた弘徳庵を建て直すために多額の寄進をしたそうな。

 

立派に改築されて井伊家の菩提寺とされ、直孝の法名にちなんで豪徳寺と号したとあります。
和尚はこの猫が死ぬと墓を建てて弔り、
後世、猫の手招きが寺の隆盛のきっかけになったことから
「福を招き縁起がいい」として、境内に招猫堂が建てられ、
猫が片手を挙げている姿をかたどった招福猫児(まねぎねこ)を立てて祀ったということです

 

招福堂

 

招福堂に飾られた招き猫

 

『招福堂』と呼ばれる小さなお堂は豪徳寺仏殿の左側にあります。 

 

梵鐘
内右側には梵鐘(ぼんしょう)があります

 

招福堂の中 
扉はしまっていたのでガラス越しに『招福堂』の中を覗いてみました

 

招福観音
境内にある「招福観音」は、この伝説にちなんだ観音様で、
脇には願いが叶った人たちが奉納した招き猫でいっぱい

 

返納された招き猫たち
境内には招き猫が所狭しと飾られています。

 

所狭しと飾られている招き猫 

 

願いが叶い戻ってきた招き猫たち
『願いが叶ったら、ここに招き猫を返すと更にご利益がある』
と言われているため、多くの返された招き猫がたくさん並べられているわけです。

 

招き猫、招き猫・・・たくさんの招き猫

 

招き猫が描かれた絵馬 
豪徳寺の絵馬は招き猫が描かれています!

 


絵馬もたくさんかけられています。
豪徳寺に行った際は是非福を貰って帰りましょう!

 

社務所の招き猫 

 

お守りや御朱印
 社務所では招き猫グッズやお守り、御朱印が販売されています。

 

 

また、同じ豪徳寺説でも別の話もある。

 

直孝が豪徳寺の一本の木の下で雨宿りをしていたところ、一匹の三毛猫が手招きをしていた。
直孝がその猫に近づいたところ、先ほど雨宿りをしていた木に雷が落ちた。
それを避けられたことを感謝し、直孝は豪徳寺に多くの寄進をした…というものである。

 

招き猫は一般に右手若しくは左手を掲げているが、豪徳寺の境内で販売されている招き猫は全部右手(右前足)を掲げ、小判を持っていない。

 

これは井伊家の菩提寺であることと関わりがあり、武士にとって左手は不浄の手のためである。
そして小判をもっていない理由は「招き猫は機会を与えてくれるが、結果(=この場合小判)までついてくるわけではなく、機会を生かせるかは本人次第」という考え方から。

 

そのため、豪徳寺の招き猫たちは商売繁盛のシンボルではないのですね

 

豪徳寺の招き猫はみんな右手挙げ

 

私も帰りに1体。

 

我が家の招き猫
この子がうちの招き猫です(^o^)
時間が経つうちに、なんだかとても愛着がわいてきました。

 

   

 

 

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